「一生、勉強」ベテラン職人の呟き
真剣な眼差しでショベルカーを運転するのは、創巧園で造園や外構工事を担当している茨木宗道さん。仕事をする上で大切にしていることを聞くと「どんな作業もしっかり丁寧にこだわる。一切妥協はしない」と、この道16年のベテランらしい答えが。土間打ち、ブロックの積み上げ、庭木の植樹、フェンスの据え付けなど、外構工事は多岐にわたります。「若いときはがむしゃらに仕事を覚えたが、一通りこなせるようになるには10年かかる。終わりはない」と職人界の厳しさを覗かせ、それでも仕事の魅力は「最後にお客さんが喜んでくださるときの達成感」と、やりがいが大きな支えになっています。
先輩の指導に感謝一人前を目指し
入社4年目の大黒佑真さんがこの仕事に携わったのは「家に関わる仕事がしたかった」ため。現場作業はどれも興味深く、面白いと感じているそうですが「植物の名前を覚えたり、管理するのは難しい」とのこと。「現場はわからないことが聞きやすい雰囲気なので助かっている。早く先輩たちのように一人でも自信をもって仕事ができるようになりたい」と話し、次世代の若き職人にも期待がかかります。
- 「庭木のことは、先輩の指導が頼りです」と大黒さん
- 土工工事の様子。
- 茨木さんのポリシーは
“どんな仕事も手を抜かない”。